2022.03.11
高崎市のお客様よりトイレのクロスが雨漏りしているせいで剥がれてしまったので見てもらいたい、との依頼がありました。
クロスは雨漏りにより天井際の方から剥がれて垂れ下がってしまっているような状態でした。
雨漏りが発生している屋根の上に来てみました。
屋根は板金屋根です。
一つ気になるのは屋根の板金が横に長いものを積み重ねていく「横葺き」になっていることです。
屋根の近くに壁があるような場合は縦長の板金を使う「縦葺き」にしなければいけません。
また雨漏り原因の近くの壁には縦にひび割れができていました。
表面がざらざらとした感じのリシン壁は塗装が劣化してくると水を吸うようになってしまいます。
壁が原因で雨漏りが発生する方もいらっしゃいます。
今回お客様に特別の許可をもらい、トイレの庇の軒天井を取り外して散水試験することにしました。
板金屋根に水を流すと屋根の裏側の木材に水がしみだしてきました。
木材の腐食の状態から考えるとおそらくかなり前から雨漏りはしていたようです。